緊張する場面で効果を発揮する呼吸法

演劇の仕事をしているある人の話です。
その人は舞台にも立ちますし、人前で話すことには慣れていますが、仕事で緊張することがあるそうです。
劇が終わると観客にアンケートを書いてもらうことになっているそうですが、それを読むときにものすごく緊張するそうです。
批判的な意見はほとんどないということですが、そのわずかなネガティブな言葉で、頭がいっぱいになってしまうということです。
そこでその人は、呼吸法の第一人者である友人に相談してみました。
アンケートを手に取り、緊張が走ったとき、必ず体のどこかに反応が出ているといいます。
お腹に鈍い痛みを感じるとか、心臓がドキドキするといったことです。
それが確認できたら、その部分に手を当て、深い呼吸を何度が繰り返すと、次第に心が落ち着いてくるといいます。
さらにその部分にもう大丈夫といった言葉をかけることも効果的だといいます。
そうアドバイスしてもらったその人は、以前よりもだいぶ楽にアンケートを読めるようになり、好意的な意見を素直にありがたく受け取れるようになったそうです。
最近新聞などにも取り上げられ、注目されている呼吸法ですが、このエピソードを聞いて、覚えておけばきっといつか役に立つと思いました。